研究課題
若手研究
Aldehyde reductase (ALR) はAkr1aがコードするNADPH依存性の解毒酵素である。ALR遺伝子産物はカルボニル化合物の代謝を行なう酵素であり、アスコルビン酸 (Asc) の合成にも関っている。ALR欠損マウスでは、カルボニル化合物の解毒が不十分となり、臓器障害を起こすことが予測される。本研究ではAkr1aと酸化ストレスに着目し、ストレス応答の異常を分子生物学的・免疫生化学的に解析し、Akr1aの生理的作用とAkr1aが関わる老化関連疾患(特に糖尿病やメタボリック症候群)における病態を明らかにし、疾患の予防並びに治療法と、それに付随する看護支援方法を開発する。