研究課題
若手研究
本研究では、IAD発生機序として今まで着目されてこなかった膀胱内環境に焦点をあて、膀胱内において尿中細菌に対する宿主免疫反応により変化する尿性状が皮膚に及ぼす影響を明らかにし、新たなIAD予防戦略考案の基盤となる知見を得る。研究の構成として、研究1.尿路感染症in vitroモデルにおける尿中成分検討の実験系の確立、および確立したin vitroモデルを用いた臨床の尿路感染症患者の尿中成分の検討、研究2.臨床の尿路感染症患者に特徴的であった尿中成分が、ラット皮膚への尿中成分の及ぼす影響の検討を行う。