研究課題
若手研究
本邦の精神科入院医療では、高度化・多様化する医療ニーズに応じてケアの質を高めていくことが求められている。しかしながら、本邦の精神科病棟における看護師の適正配置については、これまで十分な検討が行われていない。そこで本研究は、タイムスタディの手法を用いて精神科病棟における看護業務プロセスの全体像を可視化し、業務内容の専門性や人員配置とのバランスといった観点から、業務上の課題や改善点を明らかにすることを目的とする。本研究の成果は、本邦の精神科病棟における業務内容に応じた看護師の適正な人員配置基準を確立する基盤になることが期待される。