研究課題
若手研究
セクシュアリティは、生殖や他者との親密性の獲得など多くの意味をもち、人がより良く生きていく上で重要な要素である。また恋愛や結婚など様々なライフイベントのある若年層のみならず、広い世代の人々にとって性生活はごく自然な営みの一つである。乳がんは若年層においても罹患率が増加傾向にあり、その治療は間接的ではあるが性生活への影響が大きい。しかし、我が国では性への抵抗感や羞恥心が強く、看護師が患者の性生活に介入し個々の状況に適した支援の実施が難しい。そのため、本研究では、乳がん患者の性生活に対する看護支援内容の現状を明らかにし、看護師を対象とした乳がん患者の性生活支援に関する教育プログラムを作成する。