精神疾患を有する者は一般人口と比較して、身体疾患の罹患率や死亡率が高く、平均余命が短い。近年、精神医療は地域移行が進んでおり、地域生活を維持するためにも身体的健康への管理能力の獲得や支援は重要である。本申請研究では、精神疾患を有する入院患者と地域在住者、一般人口を比較することで、健康診査等の受診率や、受診行動とヘルスリテラシーの関係性、健康統制感とヘルスリテラシーの関係性を明らかにする。本申請研究により、精神疾患を有する者の身体的健康を向上するための健康行動支援プログラムの開発の一助となることが期待される。
|