研究課題
若手研究
大腸癌は、世界的に増加傾向にある国民病であり、予防や治療は大きな課題である。現在有効な癌検診法として、便潜血検査と大腸内視鏡検査がある。しかし、便潜血検査は痔核出血などで偽陽性になることが多く、大腸内視鏡検査は腸管洗浄による質の変動が大きいという問題点を抱えている。この2つの問題に対し、AIに排便後の便器の状態を評価させ、大腸内を予測することで解決するという着想に至った。本研究は、大腸癌診療におけるハイボリュームセンターである当センターと静岡がんセンターによる共同研究であり、1大腸癌検診ツール、2大腸内視鏡検査の腸管洗浄度評価の2つの側面をもつ前例のないAIアプリケーションの創造を目標とする。