研究課題
若手研究
産後うつ病と睡眠問題は関連することが報告されている。特に産後に母親が睡眠問題を感じやすい背景に、新生児の授乳に伴う睡眠覚醒リズムの変化があると考えられる。新生児は体内時計が未発達なため睡眠覚醒リズムが不規則であり、授乳を行う母親もまた、睡眠覚醒リズムが乱れやすい状況にある。しかし、睡眠覚醒リズムの観点からの産後の女性の睡眠問題やメンタルヘルス問題の早期発見・予防策は十分ではない。そこで本研究では、妊娠期から産後の母親の睡眠覚醒リズムと社会的時間とのズレに焦点を当て、母親の睡眠覚醒リズム変化と産後の睡眠問題やメンタルヘルスの問題との関連性を解明することを目指す。