研究課題
若手研究
アトピー性皮膚炎は憎悪・軽快を繰り返す掻痒の強い疾患であり、長期にわたる治療や家庭でのケアが必要となる。有症率の多い乳幼児のこどものケアの主体は養育者となり、基本的生活習慣が確立する幼児後期から、学童期にかけて徐々にこどものセルフケアに移行する。現在のセルフケア支援に関わる研究の多くは、家族または学童期以降のこどもへの教育的介入を中心とした量的研究である。しかし、乳幼児期のこどもの養育者へのケア支援プログラムの構築が、学童期以降のこどものセルフケア支援への新たなる基盤知見になると考え、乳幼児期のこどもの養育者の疾患と治療の理解・ケアの実状・心身の状態を調査解明し、看護支援を検討する。