研究課題
若手研究
周産期における女性は、うつ病や不安障害等のリスクが非常に高い。また、COVID-19の流行により、周産期うつ病や不安症の有病率の増加が報告されている。妊娠期からスクリーニングが実施され注意深く観察が行われているが、具体的な介入においては産婦人科診療ガイドラインでも示されていない。近年、妊娠中の不安が産後うつ病に先行することが明らかとなっており、妊娠中の不安に対するケアが注目されている。系統的レビューでは、認知行動療法やそれに基づいた心理的介入が、一貫して不安・うつ病の寛解に寄与することが示されている。臨床助産師がマテリアルを用いて実施する効率型認知行動療法を考案し、実装アウトカムを評価する。