研究課題
若手研究
脳卒中に対する回復促進や後遺障害軽減のためには早期リハビリの効果を増強することが重要であるが、リハビリに用いる既存の機器は取り付けに時間や手間がかかるという問題点がある。本研究では、機器取り付けの手間が少なく安全で手軽に実施できる利点がある手掌部電気刺激とバイノーラルビートに着目した。バイノーラルビートとは周波数がわずかに異なる音を左右の耳からそれぞれ聞かせることで聴覚の唸りを発生させる刺激音のことを指す。本研究ではまず、これらの刺激が脳活動に与える影響を詳細に調査する。さらに脳卒中患者の上肢リハビリへ応用し、効果を評価する。