研究課題
若手研究
パーキンソン病(PD)患者は意図に反して足が出づらくなるすくみ足や、動き始めが遅延または減少する予測的姿勢制御(APA)の障害を呈し、度々生じる転倒により日常生活活動に大きな影響を及ぼす。APAの障害を評価するために運動学的分析が行われるが、この評価方法は時間や人員、場所などの多くの労力を要する。一方で、スマートフォンは高精度の加速度計を有しており、簡便性が高く、多くの人が所有している利点がある。しかしながら、APAを評価するためのスマートフォンでの指標やアプリケーションは開発されていない。そのため、PD患者のAPAを対象としたスマートフォンの指標やアプリケーションを開発することを目的とする。