研究課題
若手研究
これまでの研究成果として,座位行動中の下肢骨格筋の毛細血管において,酸素の受け渡し能力(毛細血管機能)が低下することを示し,これには,下肢大血管の血流速度の減少が影響を与えていることを突き止めた.その解決策として,神経筋電気刺激を応用し,筋ポンプ作用を促進することで,座位行動によって生じる毛細血機能の低下を抑制できると仮説立てた.本研究はこの仮説検証をまず健常若年者に行い,毛細血管機能の向上効果の機序を解明する.これにより国民の健康増進や運動困難者における心大血管疾患発症や重症化を防ぐためのリハビリテーションとしての視点での,新たな血管保護戦略を開発することへと波及させる.