研究課題
若手研究
腰椎椎間板ヘルニアでは、責任椎間板の高さと神経症状が対応せず、病態解釈や診断・治療に苦慮するケースがある。研究代表者はこのような現象について、下肢を支配する腰神経叢のバリエーション(個人差)と関連するという仮説を立てた。研究代表者は、以前に腰神経叢における特定のバリエーションが第12肋骨の長さと相関することを明らかにしている。これを応用し、本研究では責任病変と神経症状に乖離があるヘルニア症例を対象に、第12肋骨長から腰神経叢のバリエーションの有無を推測し仮説検証する。本仮説が証明されれば、第12肋骨長をもとに、より正確で最適な腰椎椎間板ヘルニアの診断・治療の実現が可能になると期待される。