研究課題
若手研究
世界中で多くの患者が植込み型心臓電気デバイスを装着し、包括的心臓リハビリテーションプログラムに参加している。このプログラムは有害事象を引き起こすことなく、運動耐容能、不安・抑うつ、生活の質や予後までも改善させるが、本邦における植込み型心臓電気デバイスを装着した患者への入院中の実施率は23%と他の心疾患と比べて著しく低いという問題が挙げられる。本研究の目的は、植込み型心臓電気デバイスを装着した患者に対する包括的心臓リハビリテーションの実施状況を全国的に調査し、その妨げ要因を明らかにすることである。また、啓蒙活動(リーフレットの作成・配布等)により、その実施率へ与える影響について研究を実施する。