研究課題
若手研究
大腿骨近位部骨折術後の歩行能力の低下は、要介護になるだけでなく死亡率や再骨折率の増加にもつながり、社会的に重要な課題となっている。そのため、骨折治療のみならず、術後の歩行再獲得を目指すことが必要である。術後のリハビリテーションは歩行再獲得に必要な治療法の1つであるが、骨折術後の早期歩行開始や身体活動量の増加に関するリハビリテーションプログラムの歩行再獲得に及ぼす有効性については十分明らかになっていない。本研究では、多施設共同で大腿骨近位部骨折術後の早期歩行開始や身体活動量の増加による歩行再獲得への有効性について明らかにし、効果的なリハビリテーションプログラムを提案することを目的とする。