研究課題
若手研究
変形性顎関節症(TMJOA)は下顎頭の変形による顎関節雑音、疼痛、機能障害を伴う顎関節疾患である。血管内皮細胞増殖因子(VEGF)はTMJOAの発症および進行に関与しており、関節液中のVEGFレベルは疼痛と正の相関があると報告されている。VEGF受容体1(VEGFR-1)は血管内皮細胞のみならずマクロファージにも発現するが、その疼痛への関与は未だに不明な点が多い。本研究ではVEGF /VEGFRシグナル伝達系を介した新たな疼痛発症の経路を評価し、臨床応用へ向けた基盤となる研究を実施する。