研究課題
若手研究
がん患者では、骨格筋量が減少するサルコペニアや低栄養などの身体的な機能低下に加えて、抑うつや不安、認知機能の低下などの認知面の機能低下のため、フレイルが進行しやすい。現在のフレイルの対策では、運動療法・栄養療法・社会参加が有効であると考えられている一方で、認知的フレイルへのアプローチは十分に考慮されていない。本研究では、がんに伴う認知的フレイルの病態メカニズムを迷走神経との連関に着目して明らかにし、迷走神経の制御によるがんリハビリテーションの可能性を検討することを目的とする。