研究課題
若手研究
大腿骨近位部骨折は高齢者に頻発し、骨折後の歩行能力が低下することが多い。歩行能力の低下には下肢のみならず体幹にも問題があるが、高齢な大腿骨近位部骨折例に対する有効なトレーニングが確立されていない。近年、仮想現実を用いた運動療法の効果が示されつつあるが、その効果機序は不明な点が多い。本研究では仮想現実下での坐位でのリーチ運動が姿勢やバランス能力に及ぼす影響を検証する。その結果、大腿骨近位部骨折前の歩行能力の再獲得と再転倒の予防に繋げることを目指す。