研究課題
若手研究
膝前十字靭帯(ACL)損傷後に見られる大腿四頭筋の筋萎縮の原因を明らかにすることを目的とする。特に、炎症と筋萎縮との関係に着目し、炎症反応を抑制する可能性のある多血小板血漿(PRP)の効果を検証する。膝前十字靭帯損傷動物モデルを用いて、血清炎症性サイトカインと神経筋接合部・筋の形態や遺伝子・タンパク発現を解析し、大腿四頭筋の炎症に伴う筋萎縮発症メカニズムの解明を目指す。また、抗炎症効果を有する多血小板血漿の効果を解析し、新たな予防法としての臨床応用の実現可能性を検討する。