研究課題
若手研究
女性アスリートにおける健康課題のひとつとしてエネルギー不足が挙げられる.エネルギーが不足した状態は内分泌機能の低下を誘発することから,摂食を促す機能も低下している可能性がある.消化管から分泌される食欲調節ホルモンは摂食調節の一端を担う.食欲調節ホルモンは,一過性の中~高強度運動後に食欲が低下する「運動誘発性食欲不振」に関わるとともに,長期的なエネルギー状態を表す指標とされている.しかしながら,女性アスリートのエネルギー不足が食欲調節ホルモンに及ぼす影響は明らかになっていない.そこで本研究は女性アスリートを対象としてエネルギー不足が食欲調節ホルモンに及ぼす影響について明らかにする.