研究課題
若手研究
適度な運動は、前頭前野の賦活レベルを高め、認知機能や気分が改善することが報告されている。こうした高次脳機能に対して、わたしたちは、日常生活の中で様々な外部刺激に対して不安や恐怖といった情動反応を示すが、これはストレスに適切に対処し適応することを助ける機能であると考えられる。しかし、こうした情動反応に対する運動の効果については十分に検討されていない。そこで本研究では、一過性の運動が情動反応に及ぼす影響を検討する。その際、前頭前野には情動反応を抑制する働きがあることに着目し、運動に起因する前頭前野の賦活レベルに着目し検討を行う。