研究課題
若手研究
ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)とは、様々な視聴覚刺激によって起こる心地良い感覚が生じる反応のことである。ASMRの効果として不安やうつの改善の可能性が示唆されているが、ASMRの長期的介入効果やその神経基盤は不明である。そこで本研究の目的は、ASMRの長期的な利用によって、不安やうつが改善するか、さらにその改善を脳内ネットワークの機能的結合性から検証することである。不安やうつ傾向の若年者にASMRの介入を行い、不安とうつ評価と脳活動イメージングによる脳内ネットワーク解析を行う。本研究は、ASMRによるメンタルヘルスケアを確立する一歩となる。