研究課題
若手研究
加齢の影響によって筋の霜降り化が進行する.筋内に蓄積する霜降りは「筋内脂肪」と呼ばれ,筋内脂肪率が高いほど筋力が低く,インスリン抵抗性を引き起こすことが明らかにされている.つまり高齢者における筋内脂肪の過剰な蓄積は,健康障害の要因となる.脂質代謝は筋への負荷を利用したレジスタンス運動によって促進することが最新の研究によって明らかにされている.そこで本研究では一過性のレジスタンス運動が筋内の脂質代謝に与える影響について検討する.また高齢者と若齢者を対象とし両者での変化を比較することで,レジスタンス運動による骨格筋脂質代謝への加齢の影響についても調査する.