研究課題
若手研究
近年,ビタミンCはDNA脱メチル化酵素の補因子であり,エピゲノムを調節する機能がわかってきた.DNAメチル化は,塩基配列の変化を伴わない遺伝子発現制御機構,即ちエピジェネティクスの一つである.DNAメチル化の加齢変化は「エピジェネティック年齢(DNAm age)」として生物学的年齢の推定に用いられ,疾患発症リスクや寿命の予測への応用が進められている.一方、DNAm ageを高める老化促進機構の詳細はわかっていない.本研究では,DNAm ageを指標とした老化機構におけるビタミンCの意義を解明する.