研究課題
若手研究
サルコペニアは,骨格筋が萎縮し筋力が低下する疾患で,当初は加齢に伴う疾患と考えられていた。しかし近年は,慢性疾患にも併発することが知られている。世界的に患者数が増加している非アルコール性脂肪性肝疾患 (NAFLD) にもサルコペニアが併発し,患者の予後に影響することが報告され,問題視されている。しかし,いまだ併発メカニズムや有効な予防・治療方法は確立されていない。本研究では,NAFLD-サルコペニア併発モデル動物を用い,発症に至る分子機構を明らかにし,それに基づいた新たな予防・治療方法の探索を行う。