研究課題
若手研究
アニーリングマシンは量子計算機の台頭をきっかけに開発が盛んになったが,量子効果を用いずとも古典計算機でのアーキテクチャによる並列計算も有用であることが明らかになった.しかし現状では単純な組合せ最適化しか解けず,社会において複数の選択肢から選ぶような意思決定問題を解決するためにはさらなる研究が必要である.そこで本研究では,アニーリングマシンの核心にある目的関数最小化がニューラルネットや強化学習にも内在することに着目し,目的関数への抽象化をベースとしたより汎用な意思決定を行う計算機システムの研究開発を目指す.