研究課題
若手研究
申請者は実空間と柔軟な仮想空間とを融合することで,人間にとって快適・安全な空間の実現を目指している.既存の無線ネットワークによる実空間と仮想空間融合の取り組みでは,あまねく大量に無線端末,特にセンサ端末が設置された無線ネットワークは実現されていない.これは,無線端末の消費電力問題,無線通信カバレッジ問題が要因である.本研究では,実空間と仮想空間の密な融合に向けた無線ネットワークの実現を目的とする.具体的には,ビーム変調技術やNTN (非地上系ネットワーク: Non Terrestrial Networks)技術,通信の「ついで」センシングを用いることで,低消費電力・広カバレッジ複数端末連携型無線ネットワークを構築する.