研究課題
若手研究
本研究では,現在標準として用いらているSHA-3が危殆化した際の代替を目指した暗号学的なハッシュ関数を構成するとともに,従来とは異なるアプローチで拡大体を構成することでパラメータに応じて柔軟に出力サイズを変更することができる関数を構成することを目指したものである.その構成には有限体上の拡大体やAES暗号といった数学的土壌と標準化されている暗号方式に関する研究成果が用いられていながらも,特異な拡大体構成を導入するなど研究代表者独自の視点を盛り込んだものとなっている.