研究課題
若手研究
近年、騒音問題が注目されつつある。その中、音響機器から放射された音声や音楽がそれを必要としない人にも届き、騒音となることが多い。本研究は、物理的に空間を分断せず、対象者のみのために音空間を構築することを目指す。本研究のコアは①フェーズドアレーパラメトリックスピーカによるオーディオスポットの形成、②超音波を含めた複合情報による対象のセンシングとなる。前者では音を対象者のみに届けることを目標とする。後者では対象者のプライバシーを侵害せずにセンシングすることを目標とする。両者の融合により、騒音問題とプライバシー保護の2つの社会問題の解決と、全ての人に対して快適な環境構築に貢献できる。