研究課題
若手研究
近年の人工知能の発展を牽引する深層学習は訓練データを大量に必要とするため、不正確だがコストの安い非専門家によるアノテーションや教師信号の簡略化によるデータ収集が行われている。本研究では人や対象問題由来の外部知識を学習の補助として導入することで、訓練データの教師信号が不正確な場合にも深層学習モデルを頑健に訓練する手法の確立を目指す。具体的には、(1)人手による少量データのラベル訂正を効果的に活用する手法、(2)Instance Segmentationの学習に画像の構造の事前知識から正則化項を導入する手法の2つの課題に取り組み、不正確な教師信号に対する外部知識導入の有効性を示す。