研究課題
若手研究
今日の AI システム・サービスの多くはクラウドにデータを集約し学習を行う中央集権型の処理形態である.一方で,プライバシー保護の観点からデータを秘匿しながら学習可能な分散型機械学習基盤として連合学習が注目されている.連合学習は学習データの独立性や通信の効率化,暗号化等の多くの課題が存在する.特に,多数の小型エッジデバイスから構成される IoT 上での連合学習では,従来の連合学習に内在するクライアントに偏重した演算負荷バランスは大きな課題となる.本研究では,実行環境に関わらずに誰もがその恩恵を享受できる高性能 (演算・通信効率) かつ信頼できる分散型機械学習基盤の実現を目指して研究を行う.