研究課題
若手研究
近年、日本各地で記録的な高温や大雨などの極端現象が多数観測されている。しかし、観測された極端現象の発生時期や強さなどの地域的な特徴(地域特性)や、極端現象が将来の気候でも同じ地域特性を持つのかについて、都道府県以下の地域スケールで評価する手法は確立されていない。本研究では、実際に発生した極端現象の地域特性に対する気候変動の影響をより詳細な空間スケールで定量化する新たな解析手法を開発する。実例として、北日本を中心に記録的に雪解けが早かった2023年3月の高温事例を解析し、高温の発生時期や強度などの地域特性が気候変動によりどの程度変化するのかを調査する。