研究課題
若手研究
色素性乾皮症A群 (XP-A) は日本人患者数が世界最多の遺伝病であり、DNA損傷修復機構のヌクレオチド除去修復 (NER) を欠損する。太陽露光部における高頻度皮膚発がんなどの皮膚障害に加え、運動障害や知能障害など進行性の神経障害を発症するが、後者の発症機序は不明である。本研究では、独自開発モノクローナル抗体による蛍光免疫染色技術を駆使し、XP-A患者の脳にNER型酸化的DNA損傷サイクロプリンが過剰蓄積するか検討する。