溶接ヒューム成分の皮膚曝露による金属アレルギー発症リスクに関する研究

• 研究課題/領域番号: 24K20937
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分63030:化学物質影響関連
• 研究機関: 独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所
• 研究代表者: 岩瀬 真喜子 独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所, 化学物質情報管理研究センター生体防御評価研究室, 任期付研究員 (50986122)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 金属アレルギー / 皮膚曝露リスク / 元素定量イメージング / 金属粒子 / ニッケル

研究開始時の研究の概要

金属アレルギーの発症原因には未解明な部分が多い。溶接作業現場で発生する固体の粒子状物質である溶接ヒュームには、ニッケル等のアレルギー誘発が懸念される金属類が含まれるが、それらによる金属アレルギー発症の可能性にはこれまで全く着目されてこなかった。本研究の目的は、溶接作業現場における金属アレルギーの発症可能性を調査し、予防策を提案することにある。具体的には、以下の3つの手順を通して、作業環境や皮膚の状態ごとのリスク評価と対策の提案を行う：(1)溶接ヒューム成分の皮膚浸透量の解析、(2)皮膚組織に浸透した溶接ヒューム成分の皮膚感作性評価、(3)溶接ヒューム成分曝露後の皮膚洗浄法の検討。