研究課題
若手研究
医薬品は生理活性が強いため、低濃度でも水生生物に影響を与えることが懸念されており、特に中枢神経薬は水生生物の行動に大きな影響を与えることが報告されている。本研究ではこれまで明らかになっていなかった「医薬品などの化学汚染物質による魚類の行動変化がどのように生態リスクにつながるのか?」を明らかにするための研究を行う。具体的には、医薬品による魚類(モデル生物:メダカ)の行動変化とそれによる生存率や繁殖率などの生態リスクへの影響を数理モデルで評価する。これにより、これまで漠然と議論されてきた魚類の行動影響がどのように生態リスクに繋がるのかを定量的に評価することが可能になる。