研究課題
若手研究
持続可能な社会を実現するための環境にやさしい材料として、環境中の微生物によって水と二酸化炭素に分解される生分解性高分子が注目されている。これまで生分解性高分子の物性を改善する方法として共重合体化が主に取り組まれてきた。一方、モノマー配列を制御する方法には着目されず、共重合体のモノマー配列が生分解性にどのような影響を及ぼすかは明らかにされていない。本研究ではモノマー配列を制御した3-ヒドロキシブタン酸(3HB)含有交互共重合体の生分解性を明らかにし、生分解性とモノマーの配列・化学構造の相関を評価することで、良好な物性と生分解性を併せ持つ生分解性高分子の開発を目指す。