研究課題
若手研究
製品の使用期間の長期化やリユース・リマン製品の普及など循環経済へ移行するため、製品の買い替え理由やその要因の理解は不可欠である。しかし、製品の主な買い替え理由が製品間や使用者間でなぜ異なるのか、その違いをもたらす要因は理論的に検討されていない。本研究では、使用者が認知する製品の使用価値の違い、特に製品の使用経験から生じる感情がもたらす「快楽的価値」と製品の使用結果の実利性がもたらす「実用的価値」の強さの違いが製品間・使用者間での買い替え理由の違いを説明できるか、およびそれらの使用価値の違いをもたらす製品や使用者の特性が何か、定性的インタビュー調査と定量的アンケート調査を組み合わせて分析する。