研究課題
若手研究
農山村地域の存続は、日本が抱える喫緊な社会課題のひとつである。本研究では、日本に先駆けて農村回帰の動きが進むフランスの農山村に着目し、日仏の違いを生んでいる要因の検証および時代の転換点にあるコミュニティ(共同体)の成立要件の日仏比較を通して、日本の農山村地域が持続可能な地域運営基盤を構築するための方策を明らかにする。多様化が進む住民構造や社会的な環境変化のなかで、農山村地域の機能保全に向けた柔軟で持続力のある地域社会システムのあり方を示すことを目指す。