研究課題
若手研究
これまで開発援助の一環として、世界各地で所得向上や栄養状態の改善などを目的とした家庭菜園プロジェクトが実施されてきた。しかし、その実態をみてみると、プロジェクト終了後の家庭菜園は更地に戻っていることが多い。本研究では、所得向上や栄養改善といった量的な評価基準では見過ごされてきた受益者の内面に焦点を当てる。家庭菜園にて体を動かす受益者に対して、植物よりもたらされる癒しやストレス緩和といった「機能」がどの様な影響を与え、それが受益者の意欲・関心を駆り立て、ひいては家庭菜園の継続性向上につながるのかどうかを明らかにする。