| 研究課題/領域番号 |
24K21035
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| 研究種目 |
若手研究
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| 配分区分 | 基金 |
| 審査区分 |
小区分80030:ジェンダー関連
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| 研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
関 めぐみ 甲南大学, 文学部, 准教授 (20793045)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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| キーワード | 女子マネージャー / 学生スタッフ / 大学運動部 / InstitutionalEthnography / Dorothy E. Smith / ジェンダー/セクシュアリティ / 大学運動部活動 / IE / 抑圧的経験 |
| 研究開始時の研究の概要 |
IE自体の研究動向と分析法について調査を進めると同時に、日米における国・地方自治体、スポーツ連盟、大学、チームなどが定める部活動に関する明文化された制度を検討した上で、部活動への参与観察及びインタビューデータとの関連をIEで可視化する。これによって、両国の制度的差異がどのように女子マネージャーの日常生活世界の形成に影響しているのかを明らかにする。本研究の成果は、ジェンダー/セクシュアリティの視点から日本における部活動を見直すことに繋がるものと考える。
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| 研究実績の概要 |
本研究は、女子マネージャーが遭遇する抑圧的経験に対して、大学運動部活動を取り巻く制度がどのように影響を及ぼしているのかを、社会学研究の新しい探究方法であるInstitutional Ethnography(IE)を用いて、日米間で比較することを目的としている。2024年度の成果は、以下の通りである。 1.「女子マネージャー」調査のまとめ:2021年度に実施した5大学67名の「女子マネージャー」を含む学生スタッフへのグループ・インタビューデータを元に、抑圧経験の語りに潜む社会関係を探求した。 関めぐみ(2024)「〈女子マネ〉の理想と現実」『世界思想 特集:スポーツ』(51):60-64./関めぐみ(2024)「大学運動部における学生スタッフとジェンダー問題 : トレーナーの経験から考える」『現代スポーツ評論』(50):89-102./関めぐみ(2025)『「女子マネージャー」の社会学』左右社./関めぐみ(2025)「スポーツ集団とホモソーシャル」『スポーツ社会学事典』144-145. 2.IE研究者との交流:日本でIEを研究している数少ない研究者である上谷香陽博士と研究会を重ね、IEを提唱したDorothy E. Smithの著書等を精読した。また、Smithと親交の深い上田洋子博士とともに、IEの基礎となる本“Institutional Ethnography: A Sociology for People”の翻訳を進めており、2025年度に出版予定である。 3.米国でのフィールドワークの整理:2023年9月から2024年3月までの半年間、在外研究制度によってハワイ大学マノア校に滞在した際に集めた調査結果を整理した。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
1: 当初の計画以上に進展している
理由
2024年度は、主に単著『「女子マネージャー」の社会学』の執筆を通して、IEについての情報整理とこれまでの調査のまとめを行った。2025年2月に、日本で初めてのIEの経験的研究成果を出版することができ、すでに日本経済新聞や週刊文春、各新聞社に書評が掲載されるなど、一定の評価を得ている。(https://sayusha.com/books/-/isbn9784865284546)
また、IEの研究会を継続的に実施できたことで、研究者との情報交換や今後の展望を話し合うことができた。
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| 今後の研究の推進方策 |
引き続きIEの基礎研究を進めるとともに、2024年2月に実施したカナダ(トロント・バンクーバー・ヴィクトリア)でのフィールドワークで集めた調査結果を整理する。 また、単著『「女子マネージャー」の社会学』の内容を関西社会学会(2025年6月@摂南大学)で報告予定である。 2025年度には、IEの基礎となる本“Institutional Ethnography: A Sociology for People”を翻訳し、出版するとともに、2026年度には、日本社会学会にてIEのテーマセッションを開催する予定である。
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