研究課題
若手研究
小腸は「粘膜による物質吸収」、「筋層/神経能による蠕動運動」、「免疫細胞等による腸管免疫」などが挙げられるもののこれらの機能を有した腸管粘膜管腔構造体に関する報告はほとんどない。申請者はこれまでの研究にて独自の腸管細胞シートを開発し腸管細胞シートを特定の組織上にて自発的な管腔構造形成を促すことをこれまでの研究にて明らかにした。そこで本研究はこれまでの腸管上皮細胞シートに対して筋芽細胞/神経細胞を重層化させた新たな細胞シートを構築させるとともに皮下移植によって免疫細胞浸潤を促し「筋層/神経能による蠕動運動」と「免疫細胞等による腸管免疫」を有する新たな小腸グラフトの作製を試みる。