研究課題
若手研究
本研究では通話音声から構音障害を診断する頑健性・実用性・信頼性に優れたシステム基盤技術を構築して地域医療の負担を緩和することを目指す.現状の課題として,①通話音声に含まれる外乱への頑健性が低いこと,②システムを構築するデータセットの収録環境に依存しやすく実用性が低いこと,③診断の根拠が不透明で信頼性が低いことが挙げられる.そこで,Ⅰ)特徴量を総合的に解析して頑健性を高めること,Ⅱ)データセットを網羅するように生成された音声でシステムを構築して実用性を高めること,Ⅲ)根拠となる特徴量と症状の関係性を明らかにして信頼性を高めることに取り組む.