研究課題
若手研究
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は運動ニューロンが進行性に変性する難治疾患であるが、近年核酸医薬をはじめとした創薬が進み、早期診断の重要性が増している。しかし、診断において上位運動ニューロン(UMN)障害の評価はしばしば困難であり、診断の遅れの一因となっている。本研究では、頭蓋内のミエリン定量が可能な合成MRIを用いて、ALSの頭蓋内/UMNのミエリン量を測定し、臨床症状との比較検討を行う。このミエリン定量によりUMN障害の早期検出を実現できれば、ALSの早期診断、早期治療につなげることができると考える。