研究課題
若手研究
免疫細胞化学(免疫染色)は、研究や医療現場で必要不可欠な手法であり、診断のみならず分子標的治療薬の選択にまで関与する社会的に認められた染色法である。しかし、操作が煩雑で時間を要し、発色操作における過染色や未染色、非特異的反応による誤判定のリスクもある。これまでの研究により、培養細胞において発色操作のいらない「微粒子標識抗体染色」を確立している。本研究では、臨床検体を用いて「微粒子標識抗体染色」を実施し、既存の免疫染色と同等以上の性能かつ技術者の技量に左右されない新しい免疫染色法の提供を目指す。