研究課題
挑戦的研究(開拓)
アルファ波は様々な知覚・認知機能と相関するが,因果関係については理解が進んでいない.また,アルファ波は個人内でも大きく変動するが,長い時間スケールでの個人内変動特性は不明である.そこで本研究では,因果関係の解明と個人内変動特性の解明を平行して進めることで,アルファ波の機能を多角的に検討する.実験1ではアルファ波の位相に応じて視覚刺激を制御するニューロフィードバック系を構築することで視知覚とアルファ波の因果関係を実証する.実験2ではアルファ波の状態を脳波計を用いずにアプリで計測する技術を確立し,個人内変動に対応して変化する認知機能の分析を行う.