研究課題
挑戦的研究(開拓)
酸化物結晶表面を熱処理すると、結晶表面での原子拡散が促進されるだけではなく、結晶表面極近傍領域から結晶表面への排出拡散も促進される。これらの物質拡散によって、結晶最表面および表面極近傍領域の原子構造が決定される。熱処理時の温度、酸素分圧の条件を最適化することによって、表面および表面極近傍領域の原子密度を高くし、かつ、空港などの点欠陥形成を抑制した、精緻な結晶表面を構築する。そして、得られた一連の基礎データをもとに、酸化物結晶表面を熱処理するための条件を一般化させる。