研究課題
挑戦的研究(開拓)
リチウムイオン二次電池は現代社会に欠かせない電気化学デバイスである。近年、全固体電池の研究が精力的に進められ、マイクロメータサイズの全固体電池であるマイクロ電池の応用が見いだされつつある。このマイクロ電池を任意の場所に作製できる潜在的手法が電子ビーム誘起蒸着法である。電子ビーム誘起蒸着法は電子ビームを用いる電子顕微鏡と組み合わせることでマイクロスケールからナノスケールで自由に二次元から三次元形状の物質堆積ができる手法である。本研究は電子ビーム誘起蒸着法を用いて電池材料を基板上に直接描画することで任意の場所に作製可能なマイクロ電池の実現を目指す。