昆虫の機能的ナノ構造を規定する遺伝子ファミリー

• 研究課題/領域番号: 24K21276
• 研究種目: 挑戦的研究(開拓)
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
• 研究機関: 国立研究開発法人理化学研究所
• 研究代表者: 林 茂生 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (60183092)
• 研究分担者: 齋藤 都暁 国立遺伝学研究所, 遺伝メカニズム研究系, 教授 (30423396)
• 研究期間 (年度): 2024-06-28 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円); 2028年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円); 2027年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円); 2026年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円); 2025年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円); 2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
• キーワード: 昆虫 / クチクラ / ナノ構造 / バイオミメティクス / Osiris遺伝子

研究開始時の研究の概要

昆虫のクチクラは、そのナノ構造をお手本とした工業製品化の研究が盛んである(バイオミメティクス)。しかしこれらの製品のほとんどは無機材料を素材としており医療応用を睨んだ生物適合性に欠ける。本研究はOsiris遺伝子ファミリーが支配する昆虫のクチクラナノ構造構築機構の全体像を俯瞰して研究を進める。すでに進めている嗅覚器官の分子フィルター機能（ナノポア）に関わるOsi23に加えて、味覚器官の先端孔に関わるOsi11、網膜レンズのニップル構造構築に関わるOsi4, Osi9に関して遺伝学、細胞生物学及び理論的観点から研究を進める。