vault RNAによるキナーゼ活性調節メカニズムの解明とその進化生物学的考察

• 研究課題/領域番号: 24K21280
• 研究種目: 挑戦的研究(開拓)
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 中区分46:神経科学およびその関連分野
• 研究機関: 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター
• 研究代表者: 若月 修二 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 疾病研究第五部, 室長 (00378887)
• 研究分担者: 富田 耕造 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (00345274) ; 深井 周也 京都大学, 理学研究科, 教授 (10361792) ; 吉田 知之 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (90372367)
• 研究期間 (年度): 2024-06-28 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円); 2027年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円); 2026年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円); 2025年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円); 2024年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
• キーワード: 非コードRNA / シグナル伝達 / リン酸化反応 / シナプス形成 / 構造解析

研究開始時の研究の概要

哺乳類に保存される非コードRNA分子がタンパク質キナーゼMEKに直接作用してキナーゼ活性を調節することを見出した。本研究では、RNA-タンパク質複合体の立体構造解読を突破口に、RNA依存性タンパク質調節機構の全貌解明と中枢神経シナプス形成調節における生理的意義を明確にする。また、哺乳類が脳の高機能化とともにこの機構を獲得した生物学的意義を考察するとともに、 “RNAによるダイレクトなタンパク質機能調節”というRNAの新規の役割を提案する。