研究課題
挑戦的研究(開拓)
これまで何十年と乗っていなくても今なお自転車に乗れる。このような運動記憶に対する科学的理解は、『幼少期に覚えた運動記憶が脳に保存され、長年その運動から離れていても再び遂行できる』という現象論的説明に留まっている。これは、半永久的な運動記憶を支える神経細胞レベルの記憶素子の存在が未発見であることに起因する。本研究は、超長期的な生体内神経活動イメージングと神経活動操作を融合し、脳のどこにどのように恒久的な運動記憶素子があるのか、その正体を明らかにする。